Peace Flat SystemPROPOSAL DRAFT
銀行接続ルート 選定・比較レポート(ドラフト・第3版)
銀行業務自動化 ― 各社を当たり切った上での "現実解"
— Power Automate 脱却と "止まらない・張り付かない" 構成のご提案 —
株式会社エム・シー・サービス様向け。第2回商談の後、SMBC公式API・外部連携各社・NTTデータへ計10〜15社を当たった調査結果を反映した第3版です。結論として、API での完全自動化は御社の条件(全銀形式CSVでの取込が必須・約1,600口座・オンプレ・低コスト)では成立しないことが分かりました。本レポートは、そのうえで 「止まらない・張り付かない」を実現できる現実的な組み方を整理します。
【第3版・2026-07-28】前版からの変更点:初版は「MoneyLook+board+n8n」、第2版は「SMBC公式API Web21一本化」をご提案しましたが、第3版の調査で以下が判明しました。① SMBC公式API「Web21 サーバー接続サービス」は、御社専用の接続口の構築に初期550万円+月額22万円、さらに明細取引数による従量課金がかかり、約1,600口座では非現実的(社長へのご報告用に参考見積りは別途ご提示)。② MoneyLook BIZ は振込も不可・全銀形式CSVでの取得も不可(参照系のみ・項目不足で独自会計に取込不可)と確定。③ 唯一、全銀形式で明細を取得できるのは NTTデータ「BizHawkEye」だが、CSVでは落とせずテキストのみ。④ 振込は board(Web21 更新系API)でデータ作成まで可能・承認は人。対抗馬の AnserDATAPORT は総合振込等の"バッチ伝送専用"で、御社の月5回の都度「振込・振替」には対応せず対象外(御社にてご確認済み)。
→ よって第3版の現実解は 「BizHawkEye で明細(全銀テキスト)取得 → PFSが全銀CSVへ加工」+「振込・振替は board をメイン、承認は人」です。
結論:現実的に「止まらない」を実現する組み方
明細=BizHawkEye(全銀テキスト)→ PFSが全銀CSVへ加工/振込=board または ブラウザ制御・RPA(承認は人)
BizHawkEye(NTTデータ)/ 全銀形式で明細を取得(テキスト)
→
PFSの加工自動化/ テキスト→全銀CSV・口座別分割(マクロ/n8n・ローカル完結)
振込=board(Web21 API・メイン)/ データ作成まで自動・承認はSMBC画面で人
「API完全自動化は全滅」を正直に各社を当たった結論として、費用(Web21)・機能(全銀CSV非対応)・承認(人手必須)のいずれかで壁があり、"ボタン一つで全自動" は成立しません。だからこそ現実解を組み立てます。
PFSの価値=最後の1マイルの自動化各ツールが「全銀CSVで出せない」「口座別に分けられない」「承認まで行けない」という"あと一歩"を、御社に代わって自動化・繋ぎこみするのが弊社の役割です。
ランニングコストがかからないboard・MoneyLook・BizHawkEye は毎月ライセンス料。対して弊社のマクロ/n8n 構築は初期の構築費のみの"買い切り"で、以降の月額が発生しません。
いちばん大事な前提:弊社が加工するのは「形式の変換(テキスト→全銀CSV)」と「口座別の分割」だけで、銀行から取れたデータの中身(金額など)は一切変更しません。これは、独自会計システムへ「そのまま取り込める」信頼性(=人が数字をいじっていない)を守るための設計です。
また、振込の最終承認だけは、どのルートでも人が実施します(仕様上の最大の安全弁)。振込・振替は board(Web21 更新系API)をメインとします(対抗馬の AnserDATAPORT は"バッチ伝送専用"で御社の都度振替に合わず対象外=§5)。
本レポートの位置づけ:記載の構成・機能・運用はあくまでも現時点のヒアリングと調査に基づく仮定です。実際の仕様・料金・運用フローは、BizHawkEye のサンプルデータのご支給後、および各社仕様の確認後に、御社とのお打ち合わせで確定します。金額・スケジュールはその都度変動します。
1
現状と課題
なぜ Power Automate を脱却したいのか(業務は2つ)
現状:Power Automate で SMBC を画面自動操作(2つの業務)
月初(月1回)=入出金明細の取得:SMBCから全銀形式CSVで明細を取得(テキストは経理の内部確認用)。この全銀形式CSVを独自会計システムにそのまま取り込む(=会計取込の必須条件)。
月5回=振込・振替データの作成:会計課のCSVを元に、1件ずつ振込・振替データを作成(出金元→送り先→金額→承認者選択→承認済みまで)。
仕様変更・ポップアップ・金額入力の途中で頻繁に停止。止まるたびに担当者が途中から再実行。
それでも手入力よりは正確(金額のヒューマンエラーを避けたい)ため RPA を使ってきたが、社長方針で RPA をやめたいのが出発点。
対象は約1,600口座。口座数がそのままコストと処理量に効く。
ご要望(ヒアリング)
必須 全銀形式CSVでないと独自会計に取り込めない・銀行データは改変不可
撤廃 RPA(Power Automate)の停止・張り付きをやめたい(社長方針)
安定 止まらない・張り付き不要の仕組みへ
安全 情報漏洩は絶対NG・社内AI禁止・USB禁止・外部リモート不可
環境 電子証明書付き専用端末3台・オンプレ/持出不可・ローカルで起動できるもの
コスト 安いほど良い・毎月のライセンス料はできるだけ避けたい
このうち「全銀形式CSV必須」「安全」「1,600口座のコスト」の3点が、今回どの手段も一筋縄でいかない理由になっています。
2
調査サマリー ― 当たり切った10〜15社の結論
SMBC公式API・外部連携各社・NTTデータまで確認した一覧(御社・弊社の合同調査)
Web21 公式API:費用で非現実的
MoneyLook BIZ:振込不可・全銀CSV不可
AnserBizSOL API:会計事業者向け・全銀で手元に落ちない
AnserDATAPORT:バッチ伝送専用・都度振替に非対応
BizHawkEye:明細取得=突破口
振込=board(Web21 API)をメインに
現行RPA:保険として安定化 or ブラウザ制御
| カテゴリ |
手段 |
明細取得 (全銀CSV) |
振込振替 作成 |
御社条件での結論 |
| SMBC公式API |
Web21 サーバー接続サービス 自社システムから直結 |
◎ 機能上は可 |
◎ |
× 費用が非現実的(初期550万+月22万+従量) |
| 外部連携 |
MoneyLook BIZ SBIビジネス・ソリューションズ |
× 参照系のみ・項目不足 |
× 不可(確定) |
× 取込不可+1,600口座で月約106万 |
| 外部連携 |
board(ヴェルク) Web21 更新系API連携 |
× 明細非対応 |
○ 作成まで・承認は人 |
○ 振込のメイン(作成まで自動・承認は人) |
| その他API |
SMBC紹介の外部連携各社 (一覧の会社に全て問合せ) |
× 自社独自項目のみ |
各社まちまち |
× 全銀形式に非対応(独自会計に入らない) |
| 会計向けAPI基盤 |
AnserBizSOL API(NTTデータ) OpenCanvas基盤=Web21 API接続の中身 |
× 会計ソフト経由で独自形式化 |
事業者経由 |
× 事業者向けAPI(個社直結は審査・重い/全銀で手元に落ちない) |
| マルチバンク |
BizHawkEye(NTTデータ) マルチバンクWebサービス |
△ 全銀だがテキストのみ |
明細に専念 |
◎ 唯一の明細取得口(要CSV加工) |
| 現行 |
Power Automate(RPA) SMBC画面を自動操作 |
○ 画面から取得 |
○ 画面操作 |
△ 止まる/撤廃希望だが承認等で残る可能性 |
この表の読み方:「API で全自動」を目指すと、費用(Web21)・機能(全銀CSV非対応)・承認(人手必須)のどこかで必ず止まります。逆に言えば、明細は BizHawkEye(テキスト)で確実に取れる、振込は board か画面操作で"作成"まではできる ―― この2つの「取れるところ」を活かし、取れない・繋がらない部分を弊社が加工/制御で埋めるのが、いちばん現実的で費用も抑えられる形です。
3
なぜ「API での完全自動化」が成立しないのか(数字と事実)
費用・機能・承認の3つの壁を、確認できた事実でお示しします
SMBC公式API「Web21 サーバー接続サービス」= 費用の壁
自社システムから直結できる公式APIで、機能的には明細も振込もカバーします。ところが、御社専用の接続口を銀行側に構築・維持する費用が大きく、審査の過程で下記の金額が提示されました。
SMBCより提示された費用(御社専用口の構築・維持)
初期費用(専用接続口の構築)5,500,000円一時
維持費用(口の維持)220,000円/月
明細の取引件数による従量課金別途明細数×単価
初年度目安(初期+月22万×12)約 814万円+従量/年(税別)
約1,600口座では明細の取引件数が大量になり、従量課金がさらに乗ります。「RPAをやめて安定させる」ための投資としては桁が合いません。本ルートは実現を見送りますが、社長へのご報告用に「一から作った場合いくらか」の参考見積り(弊社エンジニアの構築工数分)は別途ご提示します(実現しない前提の参考値)。
MoneyLook BIZ = 機能・費用の二重の壁(確定)
第2版で「明細取得」に想定していた製品ですが、御社が SBI へ確認した結果、今回の用途には使えないことが確定しました。
| 確認結果 | 今回への影響 |
| 参照系のみ(残高・明細の"取得"のみ)。振込・振替は不可 | × 月5回の振込業務には使えない |
| 取得できる項目が固定で不足。全銀形式CSVで落とせない(CSVは限定項目のみ・PDF/テキスト不可) | × 独自会計システムに取り込めない |
| 3口座まで基本料、4口座目から1口座あたり月660円(税込) | × 1,600口座で月約106万円(下記試算) |
仮に使えたとしても(約1,600口座・公表単価での試算)
基本料金(3口座まで含む)4,400円/月
追加口座 1,597口座 × 660円1,054,020円/月
明細データAPI提供オプション2,200円/月
合計1,060,620円/月(税込)
機能面(振込不可・全銀CSV不可)だけでも不採用ですが、費用面でも成立しません。初版で「明細=MoneyLook」とご提案した点を、正式に取り下げます。
その他のAPI連携各社・AnserBizSOL API = 「事業者向け/全銀非対応」の壁
SMBCが「外部連携できる会社」として一覧提示していた事業者には全て問い合わせました。しかし多くが 「APIでは取れるが自社独自の項目でしか取れない」「全銀形式には対応していない」「自社の会計サービスに取り込むための機能」 というもので、御社の独自会計システムが求める"全銀形式CSVそのまま"には対応していません。
AnserBizSOL API(NTTデータ)を当たった結果
全銀形式で明細照会ができる基盤ですが、正体はSMBC「Web21 API接続サービス」の中身=クラウド会計事業者向けに公開されたAPIです。MF・freee 等が組み込む"部品"であり、①個社が直接使うには電子決済等代行業の登録・審査・自社開発が必要(実質サーバー接続の550万ルートに近い重さ)、②会計ソフト経由だとデータは各社の独自形式に変換されて出てきます。中塚様が拒否されたMF系にもなりがちで、"全銀CSVを御社の手でそのまま"には噛み合いません。
当たった手段(抜粋)=計10〜15社/製品
SMBC公式API(サーバー接続/API接続)・MoneyLook BIZ・board・AnserBizSOL API・SMBC紹介の外部連携各社(一覧の全社)・各種RPA製品 ―― これらを一つずつ検証しました。結果、明細取得で御社の要件(全銀形式で御社の手に・会計ソフト非依存)を満たせたのは BizHawkEye ただ一つでした。
結論:BizHawkEye 以外に、御社のご要望に応えられる手段はありませんでした。御社の必須条件=「銀行から取れた全銀形式データを、中身をいじらず独自会計にそのまま取り込む」に対し、外部API各社・AnserBizSOL 系は「自社フォーマットへの変換」や「事業者経由」を前提とするため、全銀形式CSVで御社に受け渡す口がほぼ存在しないのが実態です。この条件を唯一満たせるのが、次章の BizHawkEye(全銀テキスト)+ 弊社によるCSV加工 です。
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明細取得の現実解 ― BizHawkEye(全銀テキスト)+ PFSが全銀CSVへ加工
唯一「全銀形式」で明細を取得できるルートに、"最後の1マイル"を足す
BizHawkEye(ビズホークアイ)株式会社NTTデータ/法人向けマルチバンクWebサービス
現在お使いのパソコンバンキングの機能を、専用ソフト不要でクラウド/Webブラウザ上で使えるサービス。ValueX(中間サーバー)を介して銀行からデータを取得し、BizHawkEye 側に蓄積します。SMBC上は「パソコンバンクサービス」扱いで、アンサーデータポート接続という方式を使います。
全銀形式で明細をダウンロード可能(全銀ファイル伝送に対応)
データ蓄積・画面操作・一括出力ができる
セキュリティは NTTデータが担保(データの保管先も同社)
ただし CSV では落とせず「テキスト」のみ
1ファイルに複数口座が混在する可能性(口座別に分かれない懸念)
導入費+月額 約30万円の想定(銀行側の専用オプション含む・要確認)
月額:約30万円(想定) 商談ヒアリング・要確認
PFSの加工自動化(=弊社の担当)テキスト(全銀)→ 全銀形式CSV へ変換・口座別に分割
BizHawkEye が出力する全銀テキストを、独自会計システムが取り込める全銀形式CSVへ自動変換し、口座ごとのファイルに整えます。金額など中身は一切いじらず、形式変換と分割だけを行います。
テキスト → 全銀形式CSV へ変換(会計取込の必須条件を満たす)
口座別にファイルを分割(1ファイル混在でも切り分け)
ローカルだけで動く(オンライン起動不要・マクロ/n8n)
買い切り=以降のランニングコストなし
データは社内で完結・外部SaaS/AIに出さない
初期の構築費のみ(月額なし) 買い切り
明細取得フロー(月1回)
③ PFS 構築(自動)
加工・分割テキスト→全銀CSVへ変換
口座別にファイル分割
※中身は不変
④ 御社
独自会計へ取込全銀CSVを手動取込
(無改修)
ファイル分割は、実データを見て最適な形でご提案します。いただくサンプル次第で下記2ケースが考えられ、それぞれで見積りをご用意します(§10)。
ケースA:1ファイルに約1,600口座分の行がまとまって出力される場合
→ 口座ごとに約1,600ファイルへ分割し、それぞれを全銀CSV化するプログラム。
ケースB:はじめから口座別(約1,600ファイル)で出力される場合
→ 各テキストファイルを単純に全銀CSVへ変換するだけのプログラム。
実現手段はローカル完結を最優先で選びます。単純な変換で足りるならマクロ(Excel/VBA)、条件分岐や大量ループ・監視まで含めるならn8n(オンプレ・セルフホスト)。どちらもサーバー常時稼働やオンライン接続を前提とせず、社内PCで起動できます。両案とも見積りに含めます。
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振込・振替の現実解 ― board(Web21 API)をメインに / 承認は人
対抗馬の AnserDATAPORT も調査しましたが、御社の月5回の"振込・振替"には対応が限定的でした
【訂正】AnserDATAPORT(全銀ファイル伝送)は、御社の振込・振替には使えませんでした:調査の結果、AnserDATAPORT の対応業務は 総合振込・給与/賞与振込・口座振替(依頼・結果)といった"バッチ(全銀ファイル)伝送"に限られ、しかも各種の締切(例:総合振込は振込指定日の前営業日、口座振替は数営業日前)があります。御社が月5回行っている Web21 上の「振込・振替」(都度の資金移動)はメニューに含まれません。御社にてご確認いただいた結果も「限定的になる」とのことでした。よって振込・振替は board(Web21 更新系API)をメインに据えます。(前版で AnserDATAPORT を本命としていた記載を訂正します)
メイン
board(Web21 更新系API)ヴェルク株式会社/SMBCが唯一紹介した振込API連携
Web21 の更新系APIで振込・振替データを作成・送信できます。SMBCが「APIで振込振替を作れる」ツールとして唯一紹介した先です。都度の振込・振替に対応し、AnserDATAPORTのようなバッチ締切に縛られません。
振込・振替データの作成・送信に対応(月5回の業務に合う)
API連携アドオンは月額800円(税抜)と安価
承認はSMBC(Web21)画面で人が実施=データ作成までがAPIの範囲
board本体(請求/支払SaaS)契約が前提/一括投入の可否は要確認
明細取得は非対応(明細は BizHawkEye 側で担当)
アドオン 月800円(税抜)+board本体 公式料金
限定的・今回は対象外
AnserDATAPORT(全銀ファイル伝送)NTTデータ/バッチ伝送専用・都度振替は非対応
専用線・暗号化でセキュリティは高いものの、対応業務がバッチ伝送に限られ、御社の月5回の「振込・振替(都度)」には合いません。
対応=総合振込・給与/賞与・口座振替のバッチのみ(都度の振込・振替は無し)
締切あり(総合振込=前営業日、口座振替=数営業日前 等)
対応金融機関は地銀・信金が中心/SMBCの都度振替は対象外
=御社確認済み「限定的になる」
今回の振込・振替には不採用 御社確認
board を使う場合の全ステップと「どこまで自動化できるか」
④⑤(承認)をどう扱うか=3つの選択肢
1board作成 + 承認は手動
月5回・承認だけ人がSMBC画面で実施。最もシンプルで安全。
2board作成 + 承認更新だけRPA/制御で補助
「作成済み」を拾って承認済みに更新する小さなプログラムを別途用意。
3現行RPAを継続 or ブラウザ制御へ置換
board を使わず、作成〜承認を画面操作で通す(下記・保険)。
どれを選んでも「承認の実行」は人が行います(=誤送金への最大の安全弁)。3案の手数・費用・安定性を並べて、社長がご判断できる形にします。
PFSの役割:会計課CSV を board の様式へ整えて振込・振替データ作成まで自動化し、止まりにくくします。承認は人。board本体の契約プラン・一括投入の可否は導入前に確認します。
保険案:現行RPAの継続 / ブラウザ制御(Playwright)への置換
board が要件に合わない・承認まで一気に通したい場合の保険として、現行の画面操作を安定化する道も残します。RPAよりブラウザ制御(Webブラウザ内の操作だけに限定)の方が、他画面・ポップアップの影響を受けにくく安定し、コストも低く済みます。ただしSMBC画面の規約・セキュリティ上の可否は要検証です。
要確認(次アクション):①board 本体の契約プランと API連携アドオンの適用可否 ②会計課CSV を board へ一括投入できるか(1件ずつになる可能性) ③承認の運用(誰がどこで承認するか)。これらの確認後に board 前提の見積りを精緻化します。
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PFSの提供価値 ― 「最後の1マイル」と「買い切り」
各ツールが出せない・繋がらない部分を、月額なしで自動化する
価値①
明細の加工・分割の自動化
テキスト→全銀CSV・口座別分割
BizHawkEye の全銀テキストを、独自会計が取り込める全銀CSVへ変換し口座別に分割。中身は不変。マクロ/n8n・ローカル完結。
初期構築費のみ(月額なし)
価値②
振込データ作成の自動化
会計CSV→board投入/制御
会計課CSVを board の様式へ整え、振込・振替データ作成まで自動化して止まりにくくする。承認は人。§5参照。
初期構築費(+必要ならスポット)
価値③
柔軟な繋ぎこみ+スポット保守
どんなツールが来ても対応
どのツール・API を選んでも「繋ぎ合わせ」は弊社が対応。不具合時のスポット対応も概算でご提示。
スポット対応:概算をご提示
弊社構成のいちばんの強み
毎月のライセンス料がかからない ―― "買い切り"で持てる
board・MoneyLook・BizHawkEye はいずれも使い続ける限り毎月の利用料が発生します(口座数や取引数で膨らむものも)。対して弊社が作るマクロ/n8n の加工・連携は、初期にしっかり設計・構築すれば、その後はランニングコストがかかりません。
「月額単価の比較」ではなく「初期投資 vs. 毎月の張り付き人件費・ライセンス料」で見ると、費用対効果はむしろ弊社構成が有利になり得ます。社内稟議用の費用対効果資料づくりもお手伝いします。
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責任分界点 ― どこまでがツール/銀行で、どこからがPFSか
「何にお金を払うのか」が一目で分かる切り分け
① 銀行・ツール領域SMBC/BizHawkEye/board
SMBC口座・振込の受付・実行
BizHawkEye:全銀テキストで明細を取得・蓄積
board:振込データの作成(更新系API)
ツール自体のセキュリティ・可用性
各社への月額ライセンス料
連携
PFSのお見積り対象
② PFS 構築領域マクロ/n8n/ブラウザ制御(買い切り中心)
テキスト→全銀CSV変換(会計取込の必須条件を満たす)
口座別のファイル分割(1ファイル混在でも切り分け)※中身は不変
振込データ作成の自動化・安定化(board連携/制御)
失敗時のリトライ・通知(n8n採用時)
各ツール間の繋ぎこみ・スポット対応
ローカル完結・データ非流出の設計
初期構築費(+必要ならスポット)
納品
ツール/銀行との契約(BizHawkEye・board 等)
専用端末・社内PCでの実行環境(構成案は弊社提示)
組合会計課CSVの作成(作成ロジックは御社業務)
独自会計システムへの手動取込(無改修)
振込の最終承認・実行(SMBC画面)
既存システムの改修は不要
ここが一番大事です:Power Automate で内製されていたのは、まさに ②の部分 です。BizHawkEye や board を契約しても②は付いてきません(=各ツールが「テキストまで」「作成まで」で止まる部分)。PFSが担うのは②だけで、①は銀行・ツール、③は御社のまま ―― この3分割が今回のご提案の骨格です。
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セキュリティ ― 「情報漏洩は絶対に避けたい」への回答
社内AI禁止・USB禁止・外部リモート不可のご方針を踏まえて
大前提
加工処理は社内で完結し、データを社外に出しません
弊社が担う「テキスト→全銀CSV変換・口座別分割・振込データ作成」は、社内PC(またはオンプレ社内サーバー)だけで動作します。マクロは完全にローカル、n8n を使う場合もセルフホスト(オンプレ)・インターネット非公開です。外部SaaS・外部AIにデータを預けません。また銀行データの中身(金額など)は改変せず、形式変換と分割のみ行います。
データ非流出加工処理・データはすべて社内で完結。ローカルで起動でき、常時オンライン接続を前提としません。
AIを使わない変換・分割・連携のみで完結。AIノードを使わないため外部AIへデータは出ません(御社方針に適合)。
中身を改変しない金額など数値は一切いじらず形式変換のみ。「人が数字を触っていない」信頼性を保ちます。
BizHawkEye 側のデータ保管について
明細データを蓄積する BizHawkEye はNTTデータが提供・運用するサービスで、セキュリティは同社が担保します。銀行データの一次保管先が国内大手のNTTデータである点は、御社が最重視される情報管理の観点でも安心材料になります。なお、そこから先の「テキスト→CSV加工」以降は社内で完結するため、弊社の処理範囲で外部にデータが出ることはありません。
「n8nの脆弱性」記事への回答(n8n を採用する場合)
加工を n8n で行う場合のご懸念にもお答えします。ご覧になった「管理者権限で実行される」記事は、いずれも「n8nを外部公開している場合」に成立するもので、本件は外部非公開のため攻撃の到達経路そのものが存在しません。
| 脆弱性(例) | 成立条件 | 本件(オンプレ閉域)での扱い |
未認証で管理者権限・任意コード実行 CVE-2026-21858(CVSS 10.0)等 | インターネット公開時のみ Webhook/フォームが外部到達可能 | ◎ 到達不能(外部非公開で経路なし) |
| 編集権限者によるOSコマンド実行 | ワークフロー編集権限が必要 | ○ 限定(管理者を絞り一般利用者に編集権限を与えない) |
| 上記いずれのCVEも | 旧バージョン | ◎ 修正版あり(最新版アップデート運用で解消) |
なお、単純な形式変換で足りる場合はマクロ(VBA)を選べば、そもそもサーバーもネットワーク公開も不要です。要件に応じて「最も攻撃面の小さい手段」を選定します。
出典(抜粋):NTTデータ「BizHawkEye」公式サイト、board ヘルプ「三井住友銀行(Web21)API連携」(ヴェルク株式会社)、三井住友銀行 公式サイト(Web21/外部連携サービス)、MoneyLook 公式サイト 料金ページ(SBIビジネス・ソリューションズ株式会社)、CVE報告各社。金額・仕様の正式な確定は、各社への確認およびサンプルデータ受領後によります。
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構成別 機能・要件 比較表
◎=最適 ○=可 △=条件付き ×=不可
| 観点 |
Power Automate 現状 |
BizHawkEye+PFS加工 +board(振込) 第3版・現実解 |
Web21 公式API 参考・非現実的 |
MoneyLook+board 初版 |
| 全銀形式CSVでの明細取得 | ○ 画面取得 | ◎ テキスト→CSV加工 | ◎ 機能上は可 | × 取得不可 |
| 振込・振替の作成(月5回) | △ 途中で停止 | ◎ board(API) | ◎ 更新系API | ◎ board |
| 振込の承認 | ○ RPAで到達 | △ 人が実施(安全弁) | △ 人が実施 | △ 人が実施 |
| サイト変更・混雑で止まらない | × | ○ 明細はAPI経由で安定 | ◎ | ◎ |
| RPA撤廃(画面操作を残さない) | × RPAそのもの | △ 明細は撤廃・振込は方式次第 | ◎ | ○ |
| 既製品(スクラッチ不可) | ○ | ○ ツール+加工 | ○ | ○ |
| オンプレ・ローカルで起動 | ○ | ◎ ローカル完結 | ○ | × クラウド |
| 社内AIを使わない | ○ | ◎ AI不使用 | ◎ | ◎ |
| ランニングコスト | ○ 約2,167円/月 | ◎ 加工は買い切り(+ツール月額) | × 初期550万+月22万 | × 月105万円超 |
| 半分お任せ保守〜内製化 | × 内製 | ◎ PFS+スポット | ◎ | ◎ |
Power Automate は「安価」に見えても停止対応・作り直しの内製工数という隠れコストがあり、実質は割高です。第3版の現実解は、明細をAPI経由(BizHawkEye)で安定化しつつ、加工部分を買い切りで持てる点が費用面の要になります。振込の承認はどの構成でも人が実施(安全弁)である点は共通です。
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お見積りの出し方 ― 社長ご報告用に「全ケース」ご用意します
金額の明細は別紙お見積書にて。ここでは"何のケースを出すか"を整理します
中塚様より「社長へ提示する数字はすべて集めておきたい」とのご要望を受け、実現しない前提の参考値も含めて、比較検討した全ケースの見積りをご用意します。金額そのものは別紙のお見積書に記載します(本レポートには金額を載せません)。
| # | ケース | 実現手段 | 費用の性質 | 位置づけ |
| 0 | (参考)Web21 公式API 前提の構築 | SMBC Web21+弊社開発 | 初期のみ(弊社工数) | 参考・実現困難 社長報告用の数字 |
| 1A | 明細:1ファイル→約1,600ファイルに分割+全銀CSV化 | マクロ / n8n | 初期構築費(買い切り) | 本命 ケースA用 |
| 1B | 明細:口座別テキストを単純に全銀CSV化 | マクロ / n8n | 初期構築費(買い切り) | 本命 ケースB用 |
| 2 | 振込:board連携での振込・振替データ作成自動化 | board(API)+n8n | 初期構築費(+board月額) | 振込・メイン |
| 3 | 振込:現行RPA継続/ブラウザ制御での置換 | RPA / ブラウザ制御 | 初期構築費 | 振込・保険 |
| 4 | スポット対応(不具合修正など) | 都度対応 | 都度・時間単価 | 保守 概算をご提示 |
ご提出時期:今週〜来週頭を目標に、8月4日週(遅くとも8月7日)までにお見積り一式をご提出します。中塚様がお盆明けから費用対効果資料を作成され、8月末に社長へご報告という流れに合わせます。
前提:1A/1B は BizHawkEye のサンプルデータ拝見後に確定します(口座別に分かれるか等)。2 は board・SMBC 画面仕様(一括投入可否・承認運用)の確認後に精緻化します。いずれも現時点は仮の見立てです。
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未確定事項とリスク(正直な開示)
現時点で確定していないこと。ここが決まると金額・スケジュールが変わります
| 項目 | 影響範囲 | 状況・対処 |
| BizHawkEye のサンプルデータ | 加工の見積り | NTTデータより受領予定。口座別に分かれるか/1ファイル混在かで分割プログラム(ケースA/B)が変わる。受領後に確定 |
| BizHawkEye が「全銀CSV」でも出せる可能性の再確認 | 加工の要否 | 現状はテキストのみ確認済み。CSVで出せれば加工が簡素化。NTTデータへ再確認 |
| BizHawkEye の導入費・月額(約30万想定)・銀行側オプション | ランニング全体 | 商談ヒアリング値。正式見積りをNTTデータ/銀行に要確認 |
| AnserDATAPORT は振込・振替に対象外(確定) | 振込の方式 | バッチ伝送専用(総合振込等)で都度の振込・振替なし。御社確認済みで board をメインに |
| board への一括投入の可否(1件ずつになる可能性) | 振込の工数 | UI操作中心のため。実機・仕様で確認。boardメイン案の主要リスク |
| board 本体の契約プラン・API連携アドオンの適用可否 | 前提・費用 | 御社契約とSMBC側の審査で確認 |
| 振込の承認の運用(誰がどこで承認するか) | 運用設計 | 承認は人が実施する前提は共通 |
| 振込の承認は自動化しない(人が実施=安全弁) | RPA撤廃の可否 | 明細はRPA撤廃可。振込は承認が人に残るため、RPAを完全に無くせるかは方式次第。社長ご判断 |
| ブラウザ制御(Playwright)の適用可否・SMBC規約/セキュリティ | 振込の方式 | 技術者と検証。より良い代替も継続調査 |
| 組合会計課CSV・明細の実ファイル(項目・文字コード) | 構築工数 | 実ファイル未受領。ご支給後に増減の可能性 |
| 実行環境(社内PC/オンプレ・マクロ or n8n の別) | 構築工数 | ローカル完結を最優先。要件で選定(構成案は弊社提示) |
お見積りに含まないリードタイム:BizHawkEye/各社のサンプル受領待ち、銀行・NTTデータの手続き待ち、実振込テストにおける銀行営業日待ちは弊社の作業ではないため、開発期間・お見積りには含みません。これらにより全体スケジュールが後ろ倒しになる場合があります。
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導入ステップ(PFSの支援範囲)
サンプル確認から内製化まで一気通貫で伴走
STEP 0サンプル確認・見積り確定BizHawkEye のサンプルデータと board/SMBC 画面仕様を確認し、ケースA/B・振込3案の見積りを確定。8月上旬にご提出。
STEP 1要件確定・環境準備実データ(明細テキスト・会計課CSV)をもとに変換・分割仕様を確定。社内PC/オンプレ環境(マクロ or n8n)の構成案を提示。
STEP 2加工・連携の構築(本丸)①テキスト→全銀CSV変換・口座別分割 ②振込データ作成の自動化(board連携/制御)を実装。=PFSの見積対象。
STEP 3結合試験・運用引き渡し実データでの検証・運用引き渡しを伴走。実振込テストは銀行営業日に合わせて実施。承認は人が実施する前提で運用設計。
STEP 4スポット保守・内製化支援不具合時のスポット対応(概算提示済)・仕様変更対応。ランニングは原則なし、必要時のみ都度。内製化トレーニングも可能。
デモモックは「PFSが構築する範囲」のイメージを再現しています(銀行側の画面・各ツールはモック化していません)。
実際のシステムでこのUI画面を作るわけではありません(開発対象は加工・連携処理=バックエンド)。 →
PFS構築範囲デモを開く
/ セキュリティ・データ保護 のデモ画面もあわせてご覧ください